デビットカードとは、クレジット審査が通らない人以外はメリットがない

最近テレビで、デビットカードのCMをよく見かけるので、便利に使えるのかどうか、デビットカードというものを調べてみました。

さんざん「便利である」ということをアピールしていますが、調べれば調べるほど、持つ意味のないものであると思うようになりました。

いや、持つ意味がないどころか、利用者のマネーリテラシーを低めるものであると思うに至りました。

デビットカードとクレジットカードの違い

さて、デビットカードとはそもそも何か、といいますと、

クレジットカードとの違いを書いた方がはやいですが、この4点です。

  • 即時で銀行残高から引き落とされる
  • 海外ATMで出金できる
  • カード作成に審査がない
  • ポイント還元率が低い

ちなみに、デビットカードのなかには「国際ブランドカードで世界で使える」とありますが、ただ単に仕組みとして「VISA」を利用してるだけで、これを国際ブランドと言っています。

そんなことなら、いま手元にあるクレジットカードの「VISA」と同じことです。アピールポイントでも何でもありません。

即時引き落としは、いざというときに役に立たない

そして、デビットカードが特に推しているのが、銀行口座からの即時引き落としだから「使いすぎない」という点です。

ただ、ここで矛盾があるのが、海外でも使える、と言っておいて、海外で銀行残高が足りないから買い物できません、という状況は非常に危険です。

海外にいくと、たとえば飛行機の乗り遅れや、突然、行き先を変更したりした場合に、想定外の出費となる可能性があります。

このとき、残高不足で買えません、ということになると致命的です。

ちなみに、海外ATMで出金できる、という機能があるので、残高不足の場合は、日本国内の親類から、日本の口座におカネを入れてもらってATMで出金することができます。

ただ、当たり前ですが、日本の銀行口座の振込は、日本時間の営業時間(9:00~15:00)にならないと実行されません。

よって、欲しいときにタイムリーに出金できる保証はほぼないです。

そうであれば、クレジットカードを持っておいた方がよほど安全です。

審査がないのはあたりまえ

こちらは、デビットカードの仕組みが、銀行口座から残高にある分しか引き出せないのだから、審査がないのは当たり前です。

アピールポイントでも何でもないものを、無理やりアピールしているようなものです。

使い方がクレジットカードと似ているからでしょうか。

ただし、クレジットカード発行の審査が通らない人が、現金使いするよりは、ポイント還元率が低いが、少しでもポイントをゲットするためであれば、使う意味はあるでしょう。

デビットカード利用により、家計管理能力が下がる

私が決定的に使わない方がいいと思うのは、デビットカードは、家計の管理能力が下がる、つまりはマネーリテラシーを下げるのではないか、という点です。

人生のフェーズが進んでくると、ローン(自動車、学業、高額家電、住宅など)を組んだりして買い物をするタイミングが出てくると思いますが、

この「信用を元におカネを借りる」ということを、一番小さい単位でやっているのがクレジットカードです。

人生のフェーズが進んでくると、高額の買い物がどうしても発生してきます。

そうなると、ローンと付き合わざるを得ません。

このとき、ローンの利率がどうであるとか、政策金利は・・・、というようなことを情報収集したりしながら生活を送ることになりますが、これによて、おカネの使い方を考えることになります。

が、デビットカードは、そのような心配をしなくてもいい、とアピールされているカードです。

これなどは、小さな子供が、親からもらったお小遣い以上は使えないから安心、の大人版に過ぎません。

おカネの使い方・管理は、はっきり言って訓練です。

その訓練の途中には、失敗は当然あります。

その失敗をしなくてもいいですよ、と言っているのが、デビットカードですが、

そうなりますと、おカネの使い方・管理の能力が上がることはありません。

この点、デビットカードを私は他人に進めることができない大きな点です。

クレジットカード×家計簿アプリで十分

でも、残高以上は使ってしまうリスクがある、という人はいることでしょう。

その場合は、家計簿アプリで、銀行残高とクレジットカード利用料を確認できる仕組みを作ればいいだけです。

いまどきの家計簿アプリ(マネーフォワードなど)を使えば、その点はクリアになります。

本来は、残高をみながら、クレジットカードを使う、というスタイルでうまく回すのがいいはずです。

ポイント還元率も、デビットカードよりも、クレジットカードの方が高いのだから、こっちを使った方が、人生にとっておカネの面ではプラスになります。

ということを考えると、デビットカードは、利用者のマネーリテラシーを子供レベルのままに留めておくようなもので、

これをいつまでも使っていたら、家計管理能力が全然向上しないと思います。

以上の点から、私はデビットカードは持つべきではないと思います。