クレカ・スマホ・定期券をどう分けて持つか

手持ちのクレジットカード・スマホ・銀行カードやサイフをどのようにまとめるのか、悩ましいことだと思います。

利便性をとるかリスクをとるか、どこでバランスをとるか難しいからです。

まとめると便利、されど、落とすと危険すぎる、というものです。

普段使いのアイテム整理

まずは普段つかっているアイテムを整理したいと思います。

普段づかいは次の5アイテムくらいではないでしょうか。

・キャッシュカード
・クレジットカード
・携帯電話
・定期券
・電子マネー

そして、これらをいかに組み合わせれば、もっとも便利で、もっとも紛失リスクを抑えた組み合わせを検討してみたいと思います。

可能な限りまとめるケース

まとめれるだけまとめてみると、こんな感じだと思います。

・携帯電話(定期券、電子マネー)
・一体型カード(クレジットカード、キャッシュカード)

携帯電話に電子マネーをまとめることは、Androidは以前から可能でしたが、近ごろではiPhoneもいよいよ電子マネーに対応したこともあって、鉄道系などの定期券・電子マネーをスマホに取り込めるようになりました。

そしてクレジットカードと銀行キャッシュカードも、一体型カードというものがありますので、一つにまとめることができます。

これだと、持てばよいのは5アイテム→2アイテムのみとなり、カバンの中であれ、ポケットの中であれば、相当に楽で便利だと思います。

便利すぎるは、ハイリスク

しかしこのまとめ方は正直NGです。

なぜなら、どちらかを紛失すると、生活に尋常ではないダメージを与えるからです。

試しに、携帯電話を落としたらどうなるか。

一発アウトで、連絡できなくなるし、どこも行けなくなります。定期や電子マネーの利用を停止して、再発行する連絡さえできません。

ちなみに一体型カードの方を落とすと、生活への影響は、現金を引き出すのができなくなる程度で済みそうですが、

銀行カードの再発行は1週間くらいかかりますので、手持ちの現金では、この期間はしのげないのではないでしょうか。

この間、銀行に通帳を持っていけば引き出せますが、通帳がない銀行ならお手上げです。
※クレジットカードは再発行まで2週間程度

もちろん、複数のクレジットカード・銀行カードを持つのは今では当たり前ですし、電子マネーも普及してきているので、上記のように生活が本当に困窮する、ということはないと思います。

クレジット一体型キャッシュカードを持つ意味があるか

なので、一体型カードを作って運用することはアリかもしれません。

ただアリなのは、普段使いが銀行系のクレジットカードである人のみだと思います。

普段づかいのクレジットカードが銀行系とは別にあるのであれば、一体型カードを作ろうとすると、余計なクレジットカード契約がひとつ増えるのみです。

しかも一体型の注意点として、クレジットカードの有効期限が過ぎると、同時にキャッシュカードも使えなくなります。

このデメリットを許容してまで一体型カードを運用するメリットはないと思います。

ミドルリスク×ほどほど便利:結論

以上からするに、

電話は独立、クレジット・キャッシュカードも独立させておいた方がよさそうです。

この結果を反映させると、下記のように5アイテム→4アイテムとなり、ほとんど減らないという結果になります。

・携帯電話
・定期券(電子マネー)
・クレジットカード
・キャッシュカード

ですが、切り口を変えて次のような組み合わせがあります。

・携帯電話
・クレジットカード(定期券、電子マネー)
・銀行カード

ちなみに私はこの組み合わせとしています。

この場合、紛失すると一番ダメージがあると思われるのがクレジットカードになりますが、実はこれが全然問題になりません。

なぜなら、クレジット紛失による機能停止の連絡をすると、定期券・電子マネー部分も止めることができるからです。そして定期券・電子マネーともに翌日に再発行できます。

よって、電話さえ生きていれば、被害は最小限度で、しかもほぼ生活に影響がない、ということになります。

他の、携帯電話・銀行カードは、落としてしまったら、それぞれ個別に手続きをするだけで、被害が拡大するとか、恐ろしく面倒な状況になることはありません。よってこの組み合わせが一番いいのではないかと思います。

入れ物も大事

もちろん、上記の3つをひとつにまとめてはいけません。

・携帯電話は、単体で持つ
・クレジットカードは、定期ケース
・銀行カードは財布

にしてください。

携帯電話×クレジットカードを携帯ケースで1つにまとめたり、キャッシュカード×クレジットを1つにまとめると、リスク分散にならず、意味がないです。

上記を実現するクレジットカード

で、これが可能となるクレジットカードですが、特に注意すべきは、定期機能をつけれるかです。

この機能まで付けて絞ると、現時点では、JR東日本のビューカード・ルミネカード・JREカードのみのようです。

他の各社のカードもざっと見ましたが、今のところ、東日本以外では、そこまでのクレジットカードはないように思われます。

・JR東日本 ビューカード Suica
・JR西日本 J-WESTカード ICOCA
・JR九州 JQカード SUGOCA
・JR東海 新幹線以外の機能なし TOICA
・JR北海道 クレジットカード発行なし Kitaca
・JR四国 クレジットカード発行なし ICOCA

ちなみにこれらのカードは、普段使いのクレジットカードではない、という人が多いと思います。

このブログを読んでいただいているあなたも、きっと交通系のクレジットカードは使ってないのではないでしょうか。

なので、普段づかいのメインカードではなくて、あくまでサブカード、交通機関利用にのみつかうクレジットとして、このカードを位置づけて利用するのがいいのではないでしょうか。

ちなみに、このクレジットカードにオートチャージ機能を追加すると、本当に便利になるのでオススメです!